【共働き犬育ての私が解説します】犬が上手にお留守番できない時の対策

犬との生活
うさちゃん
うさちゃん

愛犬が留守番中に物を壊してばかりいて困っている…

留守番中に吠えてご近所迷惑にならないかしら(><)

ケージやトイレを壊されてもう嫌になる…

ウンチまみれで目も当てられないわ(><)

犬が上手に留守番できるようになるグッズはないかしら?

こんなお悩みに、共働きで生後6か月の犬育てをした私が

わかりやすく丁寧に解説します(^^)。

◆記事の内容

犬が上手にお留守番できない!お留守番のコツと対策を解説します
私は現在は二人の子供を育てながら、
10歳の犬(ボーダーコリー♀中型犬)を育てています。
現在は短時間勤務ですが、犬を迎えた当初は夫婦フルタイムの共働き。
犬は生後6か月で迎え、当時の犬の留守番時間は10時間前後でした。
しつけが入っていない状態で長時間の留守番を始めたので、
帰宅すると犬のハウス(ケージ)の中は荒れ放題…
・DIYで作った木のハウス(ケージ)はボロボロにかじられる
・プラスチック製のトイレトレーをかじって壊す
・ハウスの中は排泄物まみれ
ハウスから脱走してごみを漁られたり、
犬用のおやつをすべて食べられたことも。
帰宅して犬をついつい怒ってしまったり
あこがれていた犬との生活は
こんなはずじゃなかった…
と何度も何度も落ち込みました(><)
こんな我が家ですが、あらゆる方法を試行錯誤して
犬が2歳を迎えるころには
ほとんどいたずらすることなく、
お利口に落ち着いて留守番が出来るようになりました
夫と共に日々悩み、調べたり試行錯誤する中で、
少しずつ犬の留守番が改善したポイント、
こうしておけばよかったかな?
と感じたことを丁寧に解説します。

犬が上手にお留守番できない!コツと対策を解説します

下記の順で解説していきます。

①ハウス(ケージ)で留守番させる
②犬が落ち着けるクレートを用意する
③留守番の前に犬を遊ばせる
④留守番の前に犬に声をかけたりスキンシップしない
⑤暇つぶしになる丈夫なおもちゃを置いて出かける
⑥ハウス内、室内を暗くする
⑦テレビをつけて出かける
⑧ドッグカメラを補助的に使う
私たちが心掛けたのはこれら8つ。
すべて実行しても、お利口に留守番は出来ませんでした。
ですが犬の成長とともに、少しずついたずらが減り、
お利口で留守番が出来るようになりました(^^)
まだ試していなかった、思い当たることがある…という方は
ぜひお試しくださいね!

①ハウス(ケージ)で留守番させる

ハウス(ケージ)は犬の居場所のことを指します。

長時間の犬のお留守番の大前提は、

愛犬をハウス内で犬をお留守番させること。

◆なぜハウスでお留守番させなければいけないの?

危険防止

人にとっては安全な室内も犬にとって危険がいっぱい。

・電気コードやコンセント

・犬が食べてはいけない食べ物

・誤飲につながる小物やおもちゃ

家の中に誰かしらいる状態で、犬を見ていればよいですが、

留守番中は犬が危険なことをしようとしても誰も止められません。

これらの危険から愛犬を守るためにも、

必ずハウスでお留守番をさせましょう。

犬のストレス軽減
犬にとって広すぎるスペースは、かえってストレスの元になります。
犬の祖先の野生のオオカミは、
暗く狭いほらあなのような場所を巣にしています。
犬は広々した明るい場所は安心して休むことが出来ません。
野生ではいつ敵が襲ってくるかわからないからですね。
犬の使うハウス(ケージ)は、単に犬用にスペースを区切るだけでなく、
外敵が襲ってこない状態を作る
という大きな意味があります。
野生のオオカミでなく家庭犬も、
常に何か危ない敵は来ないか?と気を張っています。
(我が家の犬も眠りが浅いですが、そのためですね)
外敵が襲ってくるかも…というストレスが少なくなる
物を壊したり吠えたり…という困った行動が減る
という具合いです。
愛犬をハウスに入れず、部屋の中で放して留守番をさせている場合は
必ず犬のハウスに入れてあげましょう。

犬用のハウス(ケージ)の選び方、私のおすすめは

【留守番の長い家庭向け】犬用ケージのおすすめ5選

という記事で解説しています(^^)

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◆参考記事

【留守番の長い家庭向け】犬用ケージのおすすめ5選

②犬が落ち着けるクレートを用意する

クレート(ドックキャリー)はこのようなタイプです。

なぜクレート(ドックキャリー)が必要?

犬の祖先、オオカミは暗くて狭いほら穴のような場所を巣にして

体を休めます。

野生は眠っている間も常に外敵から狙われている状態。

野生のオオカミは暗くて狭い安全な場所でなければゆっくり休めないからです。

犬の居場所「ハウス」の中に暗くて丈夫で安全なクレートがあれば、
犬はストレスなく安心して休むことが出来ます。

また、犬やオオカミは本来群れで生活する生き物。

当然お留守番のように飼い主と離れるということは、

それだけでストレスがかかります。

出来るだけ犬が安心できる環境を用意することがお留守番に慣れるコツです

ハウス(ケージ)だけで留守番をさせていたけど、

どうにも愛犬がお利口に留守番が出来ない…(><)

という方はクレート(ドッグキャリー)を用意してあげてください。

ドッグキャリーの選び方、私が使っているものについては

【体験談】共働きで犬を飼う時に必ず必要なものを解説します

という記事で詳しく解説しています(^^)

サイズなどの選び方も詳しく書いています。

ちなみに我が家は、当初用意していたクレート(ドックキャリー)が

大きすぎ、犬がゆっくり休める場所ではありませんでした。

結果クレートの中にオシッコをしてしまったりと大失敗。

犬の体に合ったクレートを用意すると、

クレートの中で排泄しなくなったので、ホッと一安心しました(^^;)

参考記事

③留守番前に犬を遊ばせる

犬は留守番中、ハウスという限られたスペースの中にいるので、

激しい運動が出来ません。

特に子犬や若い成犬のうちは体力を持て余し気味。

我が家の犬も悪気はないけど、

体力が有り余っていたずらをしていたんだな…と後々気が付きました。

特に若い成犬は、健康のためプラス

たくさん運動した、遊んだ後の休憩時間をお留守番に充てるくらいが

ちょうどいいと思います。

※体力がある若い成犬でも、

お留守番のために運動ばかりさせすぎるのはいけません。

人間と同じで、犬もオーバーワークは体を壊してしまいます(><)

◆「遊ばせる」という具体例

・散歩
・運動
・座れ、待てなどのしつけ(コマンド)の練習

犬によって体力も体格も違うので、30分散歩したら…など具体的なことは言えません。

また、お利口で留守番してほしいがために、

わざわざドッグランのような広々とした場所で犬を遊ばせる…

ということも不要です。

◆参考例:ボーダーコリー(中型犬・♀・15kg)
・散歩なら…30分~1時間
・ボール遊び…室内で30分
あくまで目安ですが、参考にしていただけたらと思います。
我が家の犬が、お利口で留守番が出来なかったときは、
朝のお散歩は15分程度。
早起きして30分以上お散歩が出来ていたら、
もう少しお利口に留守番出来ていただろうな…というのが素直な感想(><)

④留守番の前に犬に声をかけたりスキンシップしない

愛犬を長時間留守番させると、かわいそう…

という思いから、お出かけ前に

・抱っこやなでなで…

・「行ってきます、お利口にしているんだよ」などの声掛け

をしていませんか?

◆犬だけを置いて留守番をさせるときのポイント
・べたべた甘やかさず犬に触らない
・犬に声をかけずそっと外出する

犬はとても賢いので、いつも同じようにスキンシップや声掛けを行うと

「あぁ、これからお留守番なんだな(犬の心の声)」

と悟ってしまいます。

それは犬にとって強いストレスになり、

お留守番中に物を壊す、吠える、排泄物を荒らすなどの行動につながります。

犬の祖先のオオカミはは本来、群れで生活する生き物です。

ついさっきまで、べたべたと飼い主がそばにいたのに、

急に独りぼっちになると悟ってしまうと、

寂しくストレスを感じてしまうのです。

野生のオオカミや犬は、

本来自分の匂いの付いた安全なハウスや巣の中で

落ち着いて仲間の帰りを待つ習性があります。

落ち着いてお利口で休んでいれば、ちゃんと飼い主が返ってくる

そうわかるようになると犬はお利口で待っていてくれるようになるのです。

⑤暇つぶしになる丈夫なおもちゃを置いて出かける

たっぷり遊ばせてから犬を留守番させても、

長時間となると犬はどうしても飽きる時間があります。

長時間の留守番の前には、

丈夫で安全なおもちゃをハウス内に置いておくことで

暇つぶしにトイレトレーやケージを壊す、

という行動を防ぐ役割が期待できます。

留守番時に壊す、吠えるなどの問題行動を起こす原因は
犬の単なる暇つぶしということも多いのです。

トイレトレーを壊してしまう場合は

【飼育歴10年】共働きで犬がトイレやトイレシートを噛む時の対策

という記事で解説をしています。

◆長時間の留守番で愛犬に与えるおもちゃのポイント

・壊れにくいもの

・万が一食べても安全なもの

・飲み込むことが出来ない大きさのもの
我が家ではこれらの点に気を付けて、
留守番時はおもちゃを与えています。
参考までに私たちが使っているもの、
おすすめのグッズを二つご紹介します(^^)
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Kong(コング)
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◆選んだポイント

・丈夫で柔らかい天然ゴム製品

・噛んで顎を鍛えたい犬の欲求を満たしてくれる
・ボール投げ遊びも出来る
10年近く使っていますが(ほかのおもちゃと並行して)
まったくほころぶことなく、犬の顎を鍛えてくれています。
※私は、別売りで売られているフレーバーチューブは入れていません。
お留守番中に吐き戻してしまう、など心配だからです。
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アドメイト (ADD. MATE)
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◆選んだポイント
・綿100%で食べてしまっても安心
・歯磨き効果が期待できる
・犬が振り回して遊べる
丈夫にしばられたコットンロープは
犬がほぐすことが難しく、噛み応えもあり長時間の留守番に向いています。
ある程度の重量があり、振り回すと怖いですが、
ハウスの中なら家具を壊す心配もなく、安心。
獲物を解体して食べる野生の特性を生かして、
少しずつロープを解いたり噛む楽しみもあります。
おもちゃを置いていく際の注意点
・必ず外出前におもちゃが壊れていないか確認する
ご紹介したいずれのおもちゃはすべて丈夫ですが、
コングやコットンロープも、壊れかけていたら犬にとって危険。
少しでも割れていたり、ロープの結び目が取れそうになっていれば、
必ず新しいものと交換しましょう。
噛みちぎって大きな塊のまま犬が飲み込むと、
詰まって窒息してしまうからです。
私も外出前は必ずおもちゃをチェックしてから出かけています。

⑥ハウス内、室内を暗くして出かける

犬の祖先、野生のオオカミは

暗くて狭い巣穴で眠ったり体を休めます。

明るい日中は、見通しが良く

いつ外敵に襲われてもおかしくないからです。

愛犬がお留守番で壊す、吠えるなどの問題行動を起こしてしまう場合、

室内またはハウスを暗くしてみましょう。

犬が不安に感じてしまう要素を
少しでもなくてあげることで、お利口に留守番が出来るようにします。
◆ケージを暗くする
リッチェル製のケージをお使いなら
このようなぴったりサイズのカバーも売られています。
(お使いのケージとサイズをよくお確かめください)
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ハウスの天井をきちんと設置していれば、
毛布などの布をハウスにかけるだけでも、犬は安心します(^^)。
※犬が遊んで、ケージの中に布や毛布をハウスの中に引き込まないか
在宅中に確認しておきましょう
我が家ではDIYで作った木のケージを使っていたので
毛布や使わなくなったカーテンをかけて出かけました。
当時の愛犬はいたずら全盛期。
完全にいたずらは無くなりませんでしたが、
何もないよりは、落ち着いてお留守番が出来ていたように思います
室内もカーテンを閉めて出かけたりと、試行錯誤しました(^^;)
室内ハウスを設置していない方は、
こちらの記事を参考に、愛犬が落ち着くハウスを設置しましょう。

⑦テレビをつけて出かける

我が家では、

お留守番の前にテレビを小さな音でつけてから出かけていました。

少しでも飼い主を一緒にいるときと同じ状況を再現するためです。

犬や祖先の野生のオオカミは、群れで生活しています。

飼い主と離れ、一人留守番をするのは

慣れていないと群れを離れて一人でいることと同じだからです。

テレビのつけっぱなしは抵抗があるな…という方は

ラジオでも大丈夫。

テレビやラジオを付けたからと言って

すぐにお利口で留守番が出来たわけではありませんが、

少しでも犬のストレスが無くなれば…との思いで取り組みました。

⑧ドッグカメラを補助的に使う



お留守番中でも愛犬の様子を確認できるのがうれしいドッグカメラですね(^^)

ドッグカメラを使うメリット
・体調が不安定なシニア犬の見守り
⇒体調や病気の不安が出てくるシニア期、特に活躍
・迎えたばかりの子犬の体調管理が出来る
⇒環境の変化で子犬は吐き戻しなど、体調を崩しやすい
・災害時、緊急時に愛犬の安全を確認できる
⇒帰宅困難になった場合でも、愛犬の無事を確認できる
・飼い主が留守番中の愛犬の姿を見ることが出来る
⇒撮影、sns投稿が出来るので、犬を飼う楽しみが増える♪
・犬が留守番中でも呼びかけ、おやつをあげられる
お留守番中のいたずら防止には効果が薄い

この記事を読んでくださる方は、お留守番時のいたずらに困って

どうしようもない方がほとんどだと思います。

ドッグカメラを使えば、愛犬への呼びかけ、様子を見ることは出来ますが、

残念ながらドッグカメラだけでいたずらをやめさせることは、難しい

と感じています。

あくまで補助的に、

・安全に留守番が出来ているかの確認

・帰宅時間が不安定なので体調が心配

という意味での使用をおすすめします。


まとめ:犬はお利口で留守番が出来ます

長い記事になりましたが、読んでくださりありがとうございます。

帰宅すると愛犬がウンチまみれ…

トイレトレーやケージがかじられハウスのなかがめちゃくちゃ…

疲れて帰ってきて、この状態で困っているという方の少しでも参考になればと

経験したことをまとめました。

私たちも同じ道を歩んでおり、

当時は帰宅して愛犬と会えるうれしさより、

帰宅後の片づけが嫌だな…そんな風に思うこともありました。

いろいろな方法を試行錯誤し、

愛犬との信頼関係が出来ていくうちに、

いつかあなたの愛犬がお利口でお留守番できるようになります(^^)

この記事を読んでくださった方のお悩みが

少しでも解決し、犬との生活を心から楽しめるようお祈りしております♪

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